錦織 圭 公式サイト | KEINISHIKORI.COM

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2009.09.25 【from IMG】楽天オープン欠場について すでにご報告させていただいた通り、錦織圭は、8月7日に日大病院の整形外科で、内視鏡検査を実施いたしました。その結果、MRI検査では発見できなかった小さな関節軟骨の損傷(右肘後方関節軟骨損傷)とそれに伴う滑膜の炎症(慢性滑膜炎)が認められたために、即座に炎症を起こしている滑膜の切除と軟骨の損傷部分の処置を行いました。その後、JISS(国立スポ-ツ科学センター)において、術後の右肘のリハビリと体の筋肉バランスを整える体幹トレーニングを中心に行ってまいりました。

その結果、先週のMRI検査では、右肘の炎症箇所も取り除かれており、軟骨の損傷部分にも代わりとなる繊維軟骨が徐々に作られていることが判り、術後の経過は順調であると言えます。しかし同時に、軟骨の損傷部分が完全に再生され、傷みを伴わずラケットが振れるようになるには、さらに4~6週間が必要であるとの診断を受けました。この診断を受けて、右肘が完全な状態に戻るまでは、無理をしてラケットを握り、試合に向けたトレーニングを行うことは控えることにいたしました。

したがって、当初、復帰の目処にしていた楽天オープン(10月5日~11日)も欠場する決断をし、大会を主催する日本テニス協会にもその旨を連絡いたしました。今後は、右肘の回復具合を見ながら、トレーニングの負荷を上げていき、万全な状態での復帰を目指す所存です。
 

2009.09.14 錦織圭インタビュー(3) 復帰に向けて 錦織圭インタビュー ■復帰に向けて
Q:全快が100だとすれば、今はどのぐらいの割合ですか?

錦織:50~60ぐらいですかね。早くテニスをしたいという気持ちが強くて、ラケットを自然と握り始めていたりします。まだ先生やトレーナーには焦るなと言われていますけど、今はテニス欲みたいなのがピークに達していて、痛くない程度に少し振ったり、自分の過去の試合を見たりしています。

Q:試合復帰のメドとしてはいつぐらいですか?

錦織:10月始めのジャパンオープンを目標にやっていきたいですけど、回復の状況次第ですね。焦ると、また痛くならないとも限りませんし。焦りをひとまず置いて考えたいと思います。

Q:同世代のライバル達の活躍は気になりますか?

錦織:いえ、あまり。いや、気には…なるかな?(笑) でも今はテニスから離れていたい部分もあるので、できるだけ意識して気にしないようにしています。気にするとやりたくなってしまうので、今はちょっと抑えています。

Q:今回の怪我は、今後のテニス人生にどのような影響を与えると思いますか?

錦織:大きな怪我をしたことで、怪我に対する意識が変わってくると思います。ケアだったり、体を作ることだったり、いろんなことをもっと大事にやっていくと思います。自分の中でも大きな怪我だったし、これだけ長引くとも思っていなかったので、これから良い経験になると思います。逆にプラスになることの方が多いと思いますね。

Q:復帰に向けての意気込みをお願いいたします。

錦織:最近は焦りも出てきていますけど、やっぱりコートの上でプレーしたいという気持ちが一番強いので、焦らず、じっくりと治して、復帰したら新しい自分で、コートの中で暴れたいですね。

Q:来年、最初のグランドスラムである全豪オープンに向けての意気込みを。

錦織:去年は肘の痛みもあって、3セットで何もできないまま終わってしまった。まったく自分の力が出せませんでした。怪我が治って、最初のグランドスラムでピークに持っていけるように調整して、良い結果を残したいです。

Q:復活といえば、クルム伊達公子選手が見事に復活されましたが、いかがですか?

錦織:38歳になってもあれだけ頑張れて、自分を追い込めているので、自分としても励みになりますね。あのレベルで戦う事は大変だと分かっている上で復帰されているので、それがすごいなと思います。

Q:ご自分が38歳の時を想像すると?

錦織:想像出来ないですね。もう体がついていかないんじゃないかと思いますけど。伊達さんはテニスが好きなんだなと思います。良い見本になります。

Q:最後に、「KEINISHIKORI.COM」をご覧の皆様にメッセージをお願いします。

錦織:いつもこのサイトを見ていただき、しかも多くの温かいメッセージをいただきましてありがとうございます。皆さんが書き込むメッセージはもちろん全部見ていまして、常に励ましてもらっています。これからも近況をどんどんアップしていきますので、引き続き見て下さい。
そして、復帰した時にはまた応援を宜しくお願いいたします。

錦織圭インタビュー完
 

2009.09.11 錦織圭インタビュー(2) テニスについて ■テニスについて
Q:最後に試合をしたのが今年の3月。半年近く試合から離れていますが不安はありますか?

錦織:もちろんあります。怪我が治ったとしても、どれだけまた自分のテニスができるようになるのかということが一番の不安要素です。しばらくテニスをしていないので、フォームを忘れてしまうんじゃないかとか、ちょっと怖いです。ただ気持ち的には、怪我をして動けない辛い時期があった分、また思いっきりやれるのが楽しみですね。

Q:「怪我の巧名」という言葉がありますが?

錦織圭インタビュー 錦織:やっぱり怪我はしない方がベストですよね(笑)。でも、怪我をしたくてしているわけではないので、こういう時期をどれだけ有効に使って体を強くしていけるかを考えて、今後に活かせるようにしたいです。結構きついリハビリで、ウェイトや地味なトレーニングが続いていますが、充実感もありますし、いい方向に向かっていると思います。

Q:ランキングが下がってしまうことへの不安はいかがですか?

錦織:仕方がないと思っています。でも、ずいぶん下がったかなと思ったら、意外にも上がっていたりして。2~3ヶ月前から、ランキングは落ちると思っているので、今まで生き延びてこられただけでもいいんじゃないのかな(笑)。そこは割り切っていこうと思います。

Q:焦りはないですか?

錦織:最初はありましたね。やっぱり怪我した当時は、早く復帰したい気持ちもありましたし、ランキングも維持したかったです。でも今はもう割り切ってゼロからだと思っているので、その辺は大丈夫です。

錦織圭インタビュー(3)に続く…
 

2009.09.09 錦織圭インタビュー(1) 右肘の手術について 錦織圭インタビュー 8月7日に右肘の内視鏡手術を受けた錦織圭選手。
その術後の8月下旬、復帰に向けたトレーニングを続けている錦織選手にKEINISHIKORI.COMが近況を聞いてきました。

■右肘の手術について
Q:まず、右肘痛の原因はなんだったのでしょうか?

錦織:関節の軟骨が、小さい頃から同じスイングを何回も繰り返すことで損傷してしまいました。1月に突然肘が痛み出し、どんどん悪くなっていきました。1月までは全く痛みがなかったので焦りました。

Q:どのような痛みだったのですか?

錦織:1月に、最初は筋肉痛から始まりました。徐々に痛みが増してきて、3月にはもう続けられないほど痛かったので、治療に専念しました。

Q:それに対して、いつどのような手術をされたのか、具体的に教えて下さい。

錦織:手術を決断するまで時間がかかったのですが、8月の始めに御茶ノ水の日大病院で、炎症を起こしている関節の滑膜を切除し、軟骨の傷ついたところを再生できるように処置してもらいました。手術中は寝ていたのでほとんど覚えていません。

Q:手術について自分の中で葛藤や不安はありましたか?

錦織:すごくありました。今まで手術したことがなかったし、できるだけ手術はしない方がいいと思っていました。回復にも時間がかかるし、精神的にも何か不安が残るんじゃないかという思いが強くて。なかなか決断できなかったですね。でも、痛みの原因がわからず、ずっと痛みが続いていたのでどうしていいか分からず、いろんな人に相談して、もう手術するしかないと最後の手段として決めました。

Q:手術後の経過はいかがですか?

錦織:もうほとんど痛みは引いていますが、完全にというわけではありません。治療には時間がかかるので、まだ肘を伸ばしきれなかったり、曲げられなかったりしますが、順調に回復しています。

Q:現在、復帰に向けたトレーニング中ということですが、具体的にはどのような取り組みをしているのですか?

錦織:腕に関しては伸ばしたり、可動域を広げたり、硬くならないようにトレーナーに診てもらっています。右肘以外は動かせるので、ランニングをしたり、体幹を鍛えたりして、試合で転戦している時にはできないことをやっています。でも、どうしても右肘を意識してしまうので、トレーニングはやりづらいですね。手を使うと、たまにグキッときたりして。あとは、上半身のトレーニングができないのがちょっと辛いかな。

Q:自分の中で意識して鍛えている部分はありますか?

錦織:いろんな人に診てもらったのですが、体幹が弱かったのが肘を使いすぎてしまう原因でもあったので、今は体幹を強くしています。体全体でボールを打つことを意識できるようにしていきたいです。

Q:1日の中でトレーニングの割合はどれぐらいですか?

錦織:トレーニングはだいたい1日中やっています。9時~12時までやって、午後2時~6時までやって、ランニングなども含めるとやっぱり1日中ですね。

Q:ラケットを握れるのはいつぐらいの予定ですか?

錦織:治療には手術後8~10週間かかると言われていますが、右肘の様子次第ですね。手術をしていただいた先生やトレーナーの方は経過について順調だと言ってくれていますし、手術をして良かったと思っています。痛みの原因が見つかったことで、やっと光が見えてきた気がします。回復のメドも立っているし、ポジティブに気持ちを持っていけています。まだ傷の痛みがあるので100%大丈夫とは言えないですけど、絶対治ると信じています。

錦織圭インタビュー(2)に続く…